中期経営計画「Spiral-up 2024」の2年目を迎えて 中期経営計画「Spiral-up 2024」の2年目を迎えて

当中間期の発泡プラスチックス業界におきましては、食品容器関連の需要は、人流の増加がありましたが、物価上昇などの影響もあり、内中食関連向けの需要は落ち着きをみせております。一方、各種部材や搬送資材・梱包材は、需要が回復傾向にあります。

このような経営環境のなか、当社グループは、前年度からスタートさせた3カ年中期経営計画「Spiral-up 2024」の3つの重点課題に対してグループ全体で取り組んでおります。『収益体質の強化』においては、経営資源の選択と集中による事業ポートフォリオの再構築と抜本的な生産革新や開発品の早期収益化に取り組んでおります。『環境・社会課題解決型事業への転換』においては、「循環型ビジネスによる環境貢献製品の拡大」と「カーボンニュートラル実現への挑戦」を掲げ、SKG-5R※活動推進の一層の強化に取り組んでおります。『経営基盤の強化』においては、人材に関する経営重要課題(マテリアリティ)における取り組みとして「イクボス企業同盟」に加盟するなど、社員一人ひとりがそれぞれの個性を活かして、いきいきと働くことができる職場環境づくりを強化しております。

その結果、連結売上高は649億9千6百万円、連結営業利益は3億3千8百万円、連結経常利益は11億6千8百万円、さらに法人税等を加・減算し、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億5千9百万円となりました。

当中間期の配当につきましては、1株につき3円とさせていただきました。中間配当金の支払開始日は12月4日となります。なお、期末の配当につきましては、9円を予定しております。

今期の見通しにつきましては、連結売上高1,300億円、連結営業利益13億円、連結経常利益17億円、親会社株主に帰属する当期純利益5億5千万円を見込んでおります。株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

※「SKG-5R」は、SKGは積水化成品グループ、「5R」は、Reduce,Reuse,Recycle,Replace,Re-createを指します。