積水化成品グループは、創立以来培ってきた発泡技術や重合技術を進化させるとともに、低炭素・循環型社会の実現を目指し、省エネルギーやリサイクルなど、環境と共生するモノづくりを展開してきました。しかし今、世界規模での気候変動や海洋汚染の深刻さに鑑みると、私たちは、環境問題の解決に向けて新たな可能性を追求し、ソリューションを構築する必要があると感じています。
人と地球が共に健やかな未来を目指し、SKG-5Rを推進し、製品と事業活動のイノベーションに挑み続けていきます。 

環境方針

基本方針

積水化成品グループは、事業活動を通じて、人と地球環境が調和し続ける持続可能な社会の実現に貢献します。

  • 1.「気候変動対応」
    事業活動ならびに製品やサービスのライフサイクル全体で、エネルギー使用量の削減と資源の有効活用を行い、 カーボンニュートラルを目指します。
  • 2.「資源循環」
    資源循環型社会の構築を目指し、Reduce・Reuse・Recycleと、当社独自のReplace・Re-createにつながるイノベーションを追求します。
  • 3.「生態系保全」
    使用する化学物質や廃棄物の確実な管理・処理・再利用に努め、豊かな生態系の保全に貢献します。
  • 4.「法令遵守と情報開示」
    法令や条例・国際ルールを遵守するとともに、環境に関わる情報を適時開示し、社会とのコミュニケーションや相互理解に努めます。
  • 5.「教育と啓発」
    継続的な教育や啓発を通じて知識向上に努め、全員経営を実践して環境負荷低減の取り組みを推進します。

SKG-5R

積水化成品グループは、持続可能な社会の実現を目指して、2019年に「SKG-5R STATEMENT」を策定し、2030年度までに達成する2つの目標を設定しました。この達成に向けて、Reduce、Reuse、Recycle、Replace、Re-createの5Rを推進し、SDGsに掲げられた地球規模の課題解決に貢献していきます。

SKG-5R 循環型社会の実現に向けた3R SKG-5R 積水化成品グループの独自技術による2R

目標1: サステナブル・スタープロダクト(環境貢献製品)の創出と市場拡大

  • 私たちは、原料調達から使用段階、廃棄・リサイクル段階に至るまでのライフサイクル全体で、環境負荷や限りある資源に配慮した製品の開発・設計を行っています。SKG-5Rでは、特に環境への貢献度が高い製品を 「サステナブル・スタープロダクト(環境貢献製品)」として認定し、その拡大を指標化して推進します。
  • 2030年度目標2030年度目標

目標2: CO₂排出量削減
2050年度 CO₂排出量を実質ゼロにする

  • 2030年度 CO₂排出量 (Scope1+2) を、 2018年度比で27%削減SKG-5Rでは、 Scope1+2でのCO₂排出量を、2030年度までに27%削減(2018年度比)と定めました。
    現在、世界が気候変動への取り組みに注力する中、 私たちは、2030年の目標達成を通過点と捉え、2050年カーボンニュートラルを新たな目標に据え、その取り組みを加速させています。
  • 2030年度目標 2050年度目標2030年度目標 2050年度目標

気候変動への取り組み

気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同を表明

積水化成品は、2022年に「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures 以下 TCFD*)」の提言について賛同を表明しました。

TCFD

今後、当社グループはTCFD 提言に沿った気候変動対応に関する情報開示に取り組み、事業活動を通じて持続可能社会の実現に貢献するとともに、当社グループの持続的成長に向けた経営基盤強化を進めていきます。
*TCFD:2015 年に金融システムの安定化を図る国際的組織である金融安定理事会(FSB)により設立されたタスクフォースで、企業の気候変動に関するリスクと機会に関する情報開示を推奨しています。

RC内部監査体制

積水化成品グループは、RC内部監査委員会の委員長をリーダーとする監査チームによりRC内部監査を実施しています。
RC活動の成果・実施状況を書類審査および現場確認でチェックし、その結果を次年度の方針・目標に反映して、RC活動の向上に努めています。

レスポンシブル活動とは

化学物質を扱うそれぞれの企業が化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄に至るまで、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表して社会との対話・コミュニケーションを行う活動のことをいいます。

レスポンシブル・ケア